ゆっくり発酵を進めた「もろみ」が、お酒として誕生します。「搾り」は「もろみ」をお酒と酒粕に分ける工程です。大吟醸では、昔と同様に酒袋を使って「搾り」を行っています。
酒袋から滴り落ちる日本酒。この一滴を生むために米を洗い始めておよそ50日間。杜氏と蔵人たちは、米と水と麹と酵母が醸す声に耳を傾けてきたのです。