原料米は、地元広島県米を使い、標高の高い県北で収穫された酒造好適米をおもに使用しています。
広島県北部では稲作に最適な「埴壌土」という土と、実を貯える夏の一日の大きな寒暖差とが、優れた酒米をはぐくみます。
農家の情熱で育てられた米を、大切に酒づくりにいかします。
収穫された新米を玄米から精米し、日本酒づくりがはじまります。
賀茂鶴では酒造りの原材料となるお米に責任を持つため、すべて自社で精米 した白米を使用しています。
雑味のない澄んだ酒を求めるために、酒米は時間をかけて磨きます。摩擦で米を砕いてしまわないためです。
タンパク質が少なくて良質なデンプン質である米の中心部分だけを残すために最低でも10時間、最高級の大吟醸用米では四昼夜
およそ100時間をかけて精米歩合32%まで磨きあげます。