大甑で米を蒸します。釜の蒸気は屋根を伝い、冬の酒蔵を飾ります。(蒸米は外側は硬いものの内側は柔らかく弾力のあるものが良いとされます)蔵人たちは、麹をつくるため蒸し米を酒蔵の2階へ運びます。
麹をつくる「麹室(こうじむろ)」の前で、蒸米の温度を人肌まで下げます。蒸米は、麹をつくるとともに「酒母」「もろみ」の掛米としても使われます。(この際は温度を15℃以下にして冷やして使います)