有田焼の陶芸家で人間国宝の十四代酒井田柿右衛門様が15日午前8時45分、お亡くなりになりした。
心からご冥福をお祈りいたします。
十四代酒井田柿右衛門様は、1934年、十三代柿右衛門の長男として生まれ、1958年に多摩美術大を卒業し、十二代の祖父と父に師事。
コメのとぎ汁のような温かみのある乳白色の素地「濁手」に、赤をはじめとする鮮やかな色絵をつける「柿右衛門様式」を学び、1982年に十四代を襲名。野山の草花の写生を基にした絵画調の作風を築かれました。
2001年、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、佐賀県立有田窯業大学校校長などを務め、後進の育成にも努められました。
賀茂鶴酒造との関係は、昭和35年「豪華賀茂鶴」を発売以来、酒井田柿右衛門様には格別の御高配をいただいて参りました。
現在も器を提供していただき、「豪華賀茂鶴」には柿右衛門窯の器に瓶詰しております。
遠くからですが、手を合わせて、十四代酒井田柿右衛門様のご冥福を心よりお祈りいたしております。